「画面が緑色に光って、何も見えない!」
「うっすら透けて見えるけど、チカチカして目が痛い……」
iPhone X以降の有機ELモデル(iPhone 11 Pro/12/13/14/15シリーズなど)で多く報告されているこの症状。実は、単なる「液晶割れ」とは根本的にメカニズムが異なります。
- グリーンスクリーン(Green Screen of Death)とは?
グリーンスクリーンとは、ディスプレイ全体が緑色の強い光に覆われてしまう状態を指します。
有機EL(OLED)は、バックライトを使わず素子一つひとつが自ら発光する仕組みですが、何らかの異常で「全ての素子が緑色に最大出力で発光」してしまうことでこの現象が起きます。
なぜ赤や青ではなく「緑」なのか。それは、有機ELパネルの画素配列において、緑色の素子が最も効率よく発光しやすく、制御異常が起きた際に目立ちやすい色だからと言われています。
- 核心に迫る原因:フロントパネルの「二層構造」と剥離
「落としていないのに突然なった」という方も多いですが、その裏にはフロントパネル特有の「二層構造」が深く関わっています。
iPhoneのフロントパネルは、大きく分けて以下の二つの層が、特殊な透明接着剤(OCA)で超精密に貼り合わされています。
・ガラス・タッチセンサー層(表面)
・有機EL発光層(表示ユニット)
なぜ「剥離」が起きるのか?
近年のiPhoneはベゼル(縁)が非常に狭くなり、ディスプレイの端ギリギリまで表示領域が広がっています。そのため、パネルの端には非常に細い配線や接続部が集中しています。
ここで問題となるのが、「熱」と「微細な衝撃(歪み)」です。
・熱による影響: 長時間のゲームや充電中の使用で本体が高温になると、層を貼り合わせている接着剤がわずかに膨張・変質します。
・構造の剥離: 接着力が弱まった状態で、ポケットに入れた時の圧力や、過去の小さな落下衝撃の蓄積が加わると、「ガラス層と有機EL層の間」に目に見えないレベルの隙間(剥離)が生じます。
この剥離によって、有機EL層へ信号を送るフレキシブル基板に無理なテンションがかかったり、断線が起きたりします。その結果、情報の制御が暴走し、画面が緑一色に染まってしまうのです。
- 「湿気」と「衝撃」がトドメを刺す
前述の「剥離」が起きている状態は、いわば「バリアが破れている状態」です。
そこに湿気が入り込むと、剥離した隙間から微細な電気回路が腐食(サビ)を起こします。
・衝撃の場合: 表面のガラスが割れていなくても、内部の有機EL層だけが衝撃で「層から浮いて」しまい、グリーンスクリーンになるケースが多々あります。「見た目が綺麗だから大丈夫」とは言えないのが、二層構造の怖いところです。
- 修理店ならこう解決!「データそのまま」で復活
グリーンスクリーンになってしまうと、強制再起動などのソフトウェア的アプローチで直ることはほぼありません。物理的な「パネルの故障」だからです。
当店の修理では、この「二層構造が壊れたパネル」をごっそり新しい高品質パネルに交換いたします。
・データは消えません
画面が見えないだけで、内部の基板(データが入っている場所)は無事なことがほとんどです。当店なら、バックアップを取っていない状態でも、データを維持したまま修理が可能です。
・最短60分〜のスピード修理
画面を交換した瞬間、あの不気味な緑色の光が消え、美しい画面が戻ってくる様子は、お客様にとっても感動的な瞬間です。
まとめ:その緑、放置は危険です!
グリーンスクリーンを放置すると、発光時の熱で内部パーツにさらなるダメージを与えたり、突然完全に真っ暗(ブラックアウト)になったりします。
「画面が緑っぽくなったかな?」という前兆を感じたら、完全に操作不能になる前に、ぜひお早めにご相談ください。二層構造の特性を熟知したプロのスタッフが、あなたのiPhoneを元通りに修復いたします。



